人に作らせておいて「作ってみた」とは何事ぞ

たまたま読んだ赤の他人様のブログにケチをつけるのも気が引けるのだが、気になった言い回しがあった。
テレビでタレントが作っていた料理が美味しそうでヘルシーだったので、妻「に頼んで今日作ってみた」というもの。変な日本語だと思いつつ、食材の見立てとか下ごしらえなんかに人の手を煩わせたということかしらん、と読み進めたのだが、当の本人は台所に入らなかったとのこと。
当人からすれば、「主語と述語がねじれちゃった」類の、ちょっとした日本語の言い間違い、書き間違いで、私のしていることはつまらない揚げ足取りなのだろうけれど、「実は言い間違いにこそ話し手の深層心理が現れる」とか「神は細部に宿る」とといったことが、この場合には当てはまるような気がする。