吠える亀

 千葉法相、福島少子化担当相のコンビを見て、あと少しの辛抱だと思ったのだけれど、やっぱり出てきた。
 あとちょっとの辛抱だと思っていたからこそ、仕事先へ提出した各種書類は――屈辱的な思いを抱きながらも――最小限の波風を立てるにとどめ(戸籍上の氏名での届出+通称使用願いですませた)、期限の切れたパスポートも(旧姓のままにしてあるクレジットカードと名義が違う状態になるのを避けるべく)とりあえず更新しないままにしてあるのだけれど(そのために、この冬・春は海外への渡航を断念)。ペーパー離婚という、いちど埒外に置いた選択肢のことをもういちど真剣に考えなければならないのだろうか。

YOMIURI ONLINEより

 国民新党代表の亀井金融相は7日、広島県尾道市で講演し、永住外国人に地方選挙権を付与する法案と選択的夫婦別姓制度の導入を柱とする民法改正案について、「国民新党は2つとも反対だ。2つとも(今国会では)絶対に成立しない。私が『ノー』と言ったら、法案として国会に提出できないからだ」と強調した。

 亀井氏は、選択的夫婦別姓制度について、「夫婦が名前を別にして、子供も違えば、(同じ)家の表札がアパートみたいに違う。これがあるべき姿なのか」と批判した。

 「あるべき姿」はひとつだけなのか。「選択の自由」があったっていいではないか。こういう発言を見ると、「別にあなたの奥さんまで別姓にしろとは言ってないでしょ!」と言いたくなってしまう。(ついでに言うと、地方参政権までなら認めてもいいとも思う。)