いろいろ気になったり

 世間の「祝賀ムード」なるものとは縁のない、心のざわざわした1日。

 1週間くらい前だったか、自民党の総裁選絡みで安倍晋三が「皇室典範についての議論は慎重に」と言った、という新聞記事の見出しを見て、ようやく「ああ、男の子だとわかってたのね」ということに思い至った。今頃こんなことに気づく自分の鈍さ加減がちょっとショックだったのだが、本当のところ、こういうことは、いつ頃からどの範囲の人が知っていたのだろう。やっぱり、あの予算委員会の時点かしら。

 なんて考え出すと、あれこれ気になってきて、今朝の帝王切開の時間は証券市場の前場開始に合わせたんだろうかとか、でも、もしかしたら男児誕生なんて材料としてはすでに織り込み済みだったんじゃないかとか、表向きは37週をすぎたからという手術のタイミングは9月末の総裁選の日程と何か関係があるんだろうかとか、いくらなんでもそんなことはあるわけないだろうに、自分にとってどうでもいいことで、何やらざわざわと気になってしまったというわけで。

 それにしても、皇室典範の見直しをめぐる、去年の秋冬のあの大騒ぎはいったい何だったのだろう。